草津温泉といえば、湯もみ娘の娘たちが掛け声に合わせて、木の板でお湯をかきまぜる湯もみ、ちょいな、ちょいな、は有名ですね。
明治時代から伝わる湯もみですが、熱い源泉に水を加え、効能を薄めてはいけないという風習からやっているものなのです。
草津温泉は現在、手軽に家庭で楽しめる草津温泉風の湯、などとして入浴剤なども発売されていたり、草津温泉といえば温泉や国内旅行好きのかたで、知らないかたはいないのではないかと思うほど人気があり、日本三名泉に数えられています。
草津温泉の泉質ですが、酸性で含硫黄、アルミニウム、硫酸塩、塩化物温泉です。そして自然湧出泉湯量日本一を誇っています。
草津温泉の源泉に、1円玉を1週間つけておくと溶けてなくなるという、強い酸性の殺菌力があるようで、これは優れた効力を持ちますが、草津温泉の魅力のひとつとなっているんですね。
草津温泉のお勧め宿泊宿とホテルをご紹介しておきますので、ご参考になさってみてください。
昭和59年、古き良き時代の草津温泉を再現しようと老舗宿14軒が集まって和風村ができたのですが、ふるくから大名や高貴な人の為、宿に造られた浴場のことを内湯と呼んでいます。この和風村に加盟している宿のいずれかに宿泊すれば、内湯めぐりを楽しむことが出来ますのでお得感も増しますね。
では、和風村の加盟宿をご紹介しますね。
■山本館(若ノ湯)
親子三代で入湯しているお客様もいるという子宝の授かるといわれる霊泉です。
■松村屋(延寿の湯)
格子戸に風情を感じます。ここはいろりのある部屋もありますよ。
■大阪屋(君子の湯)
西上州の養蚕農家の伝統的な建築様式のせがい出し梁り造りを再現した宿です。
■日新館(安兵衛の湯)
温泉は高い天井と格子窓で、太い丸太の梁がなんともいえない情緒を感じます。
■ひのき亭 牧水(たぎちの湯)
ここは若い女性に人気のある宿になっています。ひの木風呂、ひの木の客室と、大変こだわりのある宿です。
■つつじ亭(うららの湯)
5000坪に10部屋、ここは離れ家と貸切りの露天風呂もあります。
■奈良屋(お汲み上げの湯)
創業120年の歴史がある宿。提灯や帳場など、草津の風情を心地良く残しています。
■群龍館(龍神の湯)
男龍・女龍の「龍神の湯」は、大変有名でもあると思いますが開運の場として知られています
■ての字屋(玉すだれの湯)
1200年の歴史と伝統を誇る草津唯一の天然岩風呂です。
乳白色の源泉で、ここもファンが多いです。
■益成屋(弁天の湯)
檜づくりの大浴場です。押し花体験というのができます。
■湯元館(薬師の湯)
赤御影石の浴槽には無色透明の硫黄の香りが特徴となっている宿です。
■旅館たむら(永楽の湯)
源泉は、宿の前から噴出している地蔵の湯
これは美人の湯とも言われます。
■望雲(万代の湯)
しゃくなげ庭園が自慢の旅館。西の河原源泉掛け流し露天風呂付きの客室もあるので、気になるかたは問い合わせてみるのもおすすめ。
■草津ホテル(さい泉の湯)
露天風呂を始め7つのお風呂があります。
ここはあのタレントで画家の片岡鶴太郎氏の美術館があります。
草津温泉の温泉街の中心にある湯畑をご存知かと思いますが、これは草津温泉のシンボルですよね。
湯畑を散策するとき、まわりを囲む石柱をよ-く目をこらして見ることがポイントです。ここには志賀直哉、尾崎喜八、高村光太郎、竹久夢二、斎藤茂吉など、かつて草津を訪れたといわれる著名人の名前があちこち柱に彫ってあるからなんですが、次回行かれたときにでも、よくご覧になってみてください。
こうしたことも、楽しみの1つになることと思います。
瓦敷きの歩道を歩くと、いたる所から源泉が湧き出しています。
湯川となって流れる西の河原公園、ここも人気のスポットなんですね。
溶岩の岩場に流れる温泉がさまざまな池を作り、大自然の歴史の光景を見ることができます。
また、白根山湯釜は、直径300m、水深30mの円形の火口湖で、その湖水の色は、エメラルドグリーンで大変に美しく、湯畑と並ぶ草津観光の人気ハイライトスポットになっています。
有名なのが、効能でもあると思いますが、子宝が授かる、開運の場、美人の湯、など、嬉しい効能が期待できそうな草津温泉。
是非、楽しい温泉の時間をたっぷりとゆったりと味わってくださいね。